# はじめに
私の家では、広告を排除することはまったく意識していないのですが、bindを用いた独自のDNSキャッシュサーバーを使っていると、なぜか特定のドメインからの応答が遮断される環境を構築しています。
現代において、GAFAMやMagnificent7といった巨大企業に、私たちの情報がある程度提供されてしまうのは、もはや避けられない現実なのかもしれませんし、その事実自体を今さら争うつもりはありません。
しかし、それでもなお、「どの主体に、どの程度の情報を、どのような形で提供するのか」という選択の余地は、利用者側に残されているべきだと考えます。
そして願わくば、どのような情報を受け入れ、あるいは拒否するのか、その選択肢もまた、私たちの手元にあるべきではないでしょうか。
昨今、特に懸念を覚えるのは、私たちが日常的に利用するPCやスマートフォン、あるいはIoTデバイスが、利用者の認識しないところで、様々な外部ドメインと通信を行っているという事実です。
所謂トラッカーやテレメトリと呼ばれるものがそれに該当します。
情報を何らかの形で提供すること自体は、現代のサービスを利用する上で避けられない側面もあるかもしれません。しかし、その情報の出入りが不透明であるという状況は、決して好ましいものではないと私は感じています。
先日、ありがたいことに友人のまくらくらからNextDNSを奢ってもらえることになり、試してみました。
近年巧妙化していると言われるCNAME Cloakingなどといった手法にも対応しているらしく、技術的な関心も惹かれました。
# 設定
今回のNextDNSの設定は、自宅ネットワークの基幹となっているIX3110に対して行いました。
Tailscaleの機能でDNS設定を上書きすることも可能ですが、PCやスマホだけでなく、ネットワークに接続されている全てのIoTデバイスを配下に置きたかったため、ルータ自体に設定を施すことにしました。
設定内容は、概ね以下の通りです。
- proxy-dns server設定を、これまで利用していた自前のbindサーバーのIPアドレスから、NextDNSから指定されたIPアドレスに変更。
- 私の利用しているインターネット回線は動的IPアドレスであるため、現在のIPアドレスをNextDNS側に継続的に通知するためのDDNS設定を追加。
詳細なコマンドや手順については、NextDNSの公式サイトに用意されているセットアップガイドが非常に参考になりました。
以下は実際に投入しているconfigです。



